2010年8月24日火曜日

150回記念

蕎麦を食べる集まり、三木会の150回記念特別例会に参加してきた。

元々は山形東高校卒業の同級生会、東哉会の集まり。第3木曜に集まるから三木会。蕎麦を食べ、語らうのが目的だったが、蕎麦に加えて日本酒を楽しむ会に発展した。会費3000円で美味しい日本酒が楽しめるとあって、友達の和が広がり、最近は同級生以外の人が多くなった。私もその一人。山形の例会に仙台からのこのこ出掛けて行った。

この日、150回記念の集まりには31人が参加。千葉・藤平酒造の「福祝 純米吟醸」で乾杯した後、過去の集まりで登場した第1回例会の天童・出羽桜酒造「春雷 大吟醸」、第50回例会の酒田・楯の川酒造「源流冷卸 中取り純米」、第100回例会の山形・秀鳳酒造場「恋おまち 純米吟醸」がふるまわれた。この3つのお酒は利き酒会の対象となったため、みんな真剣に味比べを行い、メモを取る。「あっ、俺わかった。間違いない」と自称、酒の通は自信を深める。

続いて佐賀・富久千代酒造「鍋島 大吟醸」、同じく富久千代酒造の「鍋島 Summer Moon(吟醸)」、宮城・新澤醸造店の「伯楽屋 純米吟醸」と「伯楽屋 特別純米」、石川・鹿野酒造の「常きげん 純米」、「常きげん 特別純米幻の加賀の庄」とおいしいお酒が次々に登場。会長が手打ちした蕎麦もふるまわれ、お酒の酔いも手伝い、会は最高潮に。

最後に、「楯野川 純米吟醸にごり生」を閉めでいただく。このお酒は特別参加の楯の川酒造社長さんからいただいたもの。すっきりした味わいで、夏にぴったりの清涼感が漂った。

日本酒を意識した料理プレート、150回記念ケーキもいただき、大満足の夜であった。

2010年8月21日土曜日

ミランコビッチ・サイクル

地球が太陽の周りを回る公転(E)は実は一定ではない。太陽に近づく楕円を描くこともあるし、太陽から遠い楕円を描くこともある。約19,000~23,000年の周期で近づいたり、離れたりしている。また地球の地軸の傾き(T)も一定ではない。公転面に対して23.4度といわれるが、実は22~23.5度で変化している。この周期は約41,000年。さらに地軸の方向(P)もコマが回る(歳差運動)ように変化している。

セルビアの物理学者、ミルティン・ミランコビッチ(1879~1958)の理論は生前、証明が難しかったが、南極やグリーンランドの氷のデータ(氷床コア)で太古の温度変化がわかるようになり、事実と見られるようになってきた。

地球は氷期と間氷期を繰り返しており、今は間氷期。マンモスのいた氷期に比べれば高い気温だが、恐竜が全盛時代を迎えていた1億年前に比べれば、気温が低い。ミランコビッチの理論によれば、地球の気温は上昇中で、今後3万年間、次の氷期に入ることはない。

図はIPCC(気象変動に関する政府間パネル)の第4次報告書から。